心の砂地

Globalkiss的な愛の考察。

僕たちのBest2016⑤-シラカワ(Bagus!)編-

僕たちの兄貴分(といってもいいでしょう)、Bagus!のシラカワさんからマイベストアルバムな記事が届きました!


記事を読んだ後はBagus!の音楽もチェックしてみましょう。

それではどうぞ。







 ボクは音楽をやっています(曲を作ったり、ライブをしたり)が、積極的に音楽を掘る方ではないという自覚があります。

 なので、もちろん2016年に発売されたものも特に追いかけて聞いているわけではないので、そこらへんのことを語ることはできません。

 でも、リンちゃんがこういうことをやってるのを見て、今年の振り返りを書きたくなったので、わがままを言って投稿させてもらいました。

 なので、このランキングはある27歳男性の「Best 2016 of daily life」ってなところでお読み頂ければ、と思います。では、早速いってみましょう!

 

 

 

 


1位 河合夕子 「リトル・トウキョウ」(1981)


 転職活動で6月に東京に行ったときに、ディスクユニオン、ソウル・レアグルーブ館の片隅で出会ったこのレコード。まずジャケに一目惚れ。次に裏面、曲のタイトルを見て、完全にやられました。気になるタイトルの曲ばかりですが、最後の2曲『北京挫折街(ニードロップ・シティー)』『世紀末。神々のチャチャチャ』ってのはズルい!買うやろ!(作詞は売野雅勇さんと共同でやってるってのを聞くと、コピーっぽいタイトルは納得。)

 で、家に帰ってウキウキで針を落とすと、音楽もまた良い!まさかのモータウン的雰囲気。歌詞もウィットに富みまくり。一番のお気に入りは『チャイナタウンでスクールデイズ(香港街学校日々)』。「好きな子はもちろんチャイニーズボーイ。お洒落でノッポでスニーカー」ってフレーズはよくわからんけど、大好きです。でも、こういう意味のわかんないパンチラインって無償に口ずさみたくなっちゃうから、ポップスには必要不可欠だと思います。

 そんな「口ずさみたくなるフレーズ」満載のこのアルバムは、出会いも内容もボクにとっては今年一番印象的なものなのでした。

2位 Alton Ellis 「Mr.SOUL OF JAMAICA」(1968)




 音もノリも完全に好きなのに、何故かあんまり聞いてなかったLovers rock。でも、今年の4月に天満の「Star Cats」という飲める雑貨屋の兄ちゃんに紹介してもらって行ったアナログバー「jamboree」でばっちり洗礼を受けてから、しっかり聞き始めました。

 ちなみに、そのjamboreeはリエさんという方がオーナーの天満のバー。Lovers rockをアナログで、しかも爆音(トイレのドアが、ガタガタと揺れるくらいの!)

でかけてくれます。ジャマイカ系に関しては、大阪北区の東の果てにある「スカポンタン」というバーもアナログ×爆音で最高。

 まあ、とにかく今年はその二つのバーとの出会いがあったので、ジャマイカ系をよく聞いた時期があったわけですな。で、色々聞いていくなかで特に気に入って聞いてたのがこのアルバムです。アレコレ語れないのですが、とにかく肌に合ったんですね。ちなみに妹のHortnse Elilsのベストもよく聞きました。ここら辺は、バンドメンバーのチタルが詳しいのでよく教えてもらいました。



3位 GROUPエンペラーめだか『夢見るエンパイア』(2015)



京都は西院のライブハウス(正しくはライブ居酒屋)、ネガポジの店長、シュウくんのバンドのレコード。なんだかんだ、インディーシーンでバンドをやっているので、その辺の音源も日常的に聞きます。幸運にも周りには良いバンドが多く、出してる音源も良いので、買ったのは割と聞きますが、今年は特にコレを聞きました。

 「構想3年・制作1年」ってシュウくんはよく言ってたのですが(たぶん言いたかっただけのとこもある)、実際それくらい詰まってる気がします。

 趣味の話をすると、メロディーはすごく好み。あと、なんだかんだ言って今を大事にしなきゃいけない、っていうような内容の歌詞も好み。アレンジは特段好みってわけではないけれど、自分に無さ過ぎてとってもおもしろい。

 あと、なぜだか歌詞がゴリっと入ってこない(良い意味で言ってます)。だけど、サウンドに引っ張られて退屈しない。だから、家で飲むときもよく聞きました。あ、そういえば、70年代のフォークブーム終盤では、歌詞が無いから良いっていう理由でクロスオーバー聞きだす人が結構いたとかいう話があったような。

 あと、今年はシュウくんとよく飲んだなあ。だいたいどっちかがベロ酔いで途中からどうしようもなくなっちゃうけど、喋り続けるのです。来年もたくさん遊んでくださいませ。




4位 UA 「turbo」(2005)




たしか2年前くらいに、年末のレコード市で買いました。(だから、ジャケットはこっちの方が馴染みがあります)今まで聞いてなかったワケじゃないんですが、今年はウチでみんなと遊んでるときによく聞いた思い出があるので、たぶんたくさんウチで遊んだんでしょう。

 でも、それもそうか。何せ今年はびっくりするくらい友達が増えたんですから。それもご近所さんで。しかも、3ヶ月ニート期間があった(ちょうどニートのやつもいた)もんだから、ホントによくウチでだらだらと飲みました。

 全然内容のこと書いてないですが、これは言わずと知れた名盤(しかもブックオフで安く買えるのでみんな持ってる)ですし、よいでしょう。1曲目のプライベート・サーファー聞いたらすぐ持ってかれるもんね。そのまま窓を開け放した部屋でいつも最後まで聞いちゃいます。(レコードは2枚組になってて、すぐ裏返さなきゃなんないから、あんまりダラダラできなかったりするんだけれど。)




5位 山田詠美 「放課後の音符」(1989)




私は読書家じゃないので本はたくさん読んできていません。心の3冊はよしもとばななの『キッチン』。田中康夫の『なんとなくクリスタル』。そして、あと一冊がこの本の作者、エイミーの『ぼくは勉強ができない』で、なんとも浅いなあ、とつくづく思います。でも、上の3冊は読書をしない故、一度読んだ本をほとんど読み返さない私が数回読み返したんだから、相当な傑作なんじゃないの?とか思ったり。 

 ちなみに、そんな激浅な私にも本に関する趣味くらいはあって、女流作家が好きだったりします。そして、女流作家の中でも、ドキドキさす比喩を使う人が大好きです。そういう意味でこの本はすっごくフィットしました。短編集で、全て女子校生が主人公のお話。もしかすると、それが良かったのかも。「こんな粋な表現できる女子校生いねーよ!」ってあとから思うけど、読んでる間はそんな子達がそこにいて、それにドキドキしてたのかも。自分がとーんでもない野暮な高校生だっただけに、余計、ね!






6位 戸川純 「好き好き大好き」(1985)





 音楽に限らない話ですが、やっぱ何でも出会い方は大事です。ちなみに僕の一番好きなバンドはシュガーベイブ。出会いは大学入りたてくらいのときで、田舎者の僕はその頃、都会に出れたことが嬉しくってウキウキし散らかし。そんな時にダウンタウンを聞いたら、そりゃもう、ねえ?好きになっちゃうでしょ。

 戸川純もたぶんその半年後くらいに出会ってはいるんですが、まだまだ浮かれてた僕には全く響かず。というか、音楽も全然知らなくって、なおかつソウルやファンクに熱を上げてたので、ニューウェイブ自体聞けなかったんですね。

 それが、今年の途中にあんまり心の景気が良くない時期があって、そのときにふとこのアルバムを聞いたら、音も歌詞もスーンと入ってくるもんだからびっくり。

 あ、書きながら思い出したけど、このアルバムを聞こうって思った数日前に大阪のディスクユニオンで、戸川純玉姫様を見つけたんだっけ。もちろんそのときは買わなかったけれど、それが無かったらたぶんこれも聞いてない。やっぱ、心がしんどいときもダウンタウンに出てみるもんなのかもしれないですね。






7位 THE CITY 「Now That Everything’s Bene Said」(1968)




 初めて有償ダウンロードで手に入れた、記念すべき一枚。

 なんでダウンロードしたかというと、ツイッターで偶然このアルバムの一曲が流れてきて、聞いてみると「ド好み」で、もう今すぐ全曲聞きたい!ってなったから。

 キャロルキングみたいだなあ、と思ってたらキャロルキングとその旦那のバンドで、自分の掘ってなさを痛感したりもしましたが、まあ、良いんです。

 特に好きなのは「Man Without A Dream」。こういう系を勝手に「People get ready系」って呼んでる(初めて公表しました)んですが、その中でも随一ですね。この時代特有の変なミックスも良い塩梅。てか、この曲に限らずアメリカンメロディー(なんじゃそら)好きは必聴!レコ屋で出会ったら即買いするであろう一枚です。





8位 やまがたすみこ「FlYING」(1977)



 で、数ある即買いレコードの中で、今年出会ってしまって即買いしたのがコレ。実はいしだあゆみのアワーコネクションも即買い系で、ふと出会ったのですが、そっちは再販だったので、こちらがランクイン。

 何年か前に、友人が教えてくれた「夢色グライダー」という曲だけを目当てにCDを買いました。ノリノリのティンパンアレーがバックで曲:細野晴臣、詞:松本隆っていう、まあそりゃ良いでしょみたいな感じなんですが、サビの「目が醒める頃は良い女になれそう。見ててよあなたに肘鉄をおくるかも。」って歌詞がもう最高。バンドメンバーにもすぐに教えて、ちょっとしたブームでした。

 そんな心のベストテンにランクインしている曲をレコードで聞けるのは、やっぱり嬉しい!それも、こういうニッチなやつだと感動もひとしお。来年もこんな出会いがありますように!



9位 一文字風平「つむじとうなじ」(2016)




 せっかくなんで京都インディー界隈からもう一枚。

 彼はネガポジでスタッフとして長く働いている、23歳の後輩。レコ発にバンドで呼んでもらったにも関わらず買うのをすっかり忘れてて、発売から結構時間経ってから聞きましたが、これが良い!音が良いし、上手やし、曲もバリエーションに富んでる!バンドじゃなくって一人でアルバムの最初から最後まで作るのって、やっぱおもしろいなあ、って改めて。

 お気に入りは『喋りすぎた夜には』。「酔っぱらって誰かが言った、たわごとは名言や」みたいな歌詞があるんですが、たしかにそうよね、と。邪念ない分、その人の可愛さとかでちゃうよね。あと、このフレーズ、ネガポジっ子っぽいのもグッド。

 CD出してから、そんなに積極的にライブしてないみたいですが、個人的にどしどし広がってもよいのにな!と思う自主制作版です。(やっと今年リリースのCDのこと書けた…)



10位 Mac Demarco「2」(2012)



実は今年の途中からAppleMusicを始めました。聞きたかったけど聞けてないやつがバシバシ聞けるもんだから、使い始めた当初は毎晩落としまくりでしたが、まあその熱も携帯の調子が悪いのもあって最近はかなり冷めてて。

 でも、何かの拍子にオススメされたこのアルバムは、ずっと不機嫌だったiPhoneちゃんもすっと落としてくれまして、聞くべくして聞いたのだ!と信じています。

 2000年代以降の洋楽なんかほっとんど聞いてないので、流れとかどーとか全然わかりませんが、写真と内容がしっくりきた(特にすきっ歯!)とか、一曲目のイントロのギターが聞いたことない音とヨレでかっこよかったとかが良かったです。他のアルバムも聞きましたが、それらも良かった!もしかするとアラバマシェイクスより好きかもしれない。これくらい力抜いてかっこよいことしたいぞ、ぼくも!

 お付き合いいただきありがとございました!

 ダーっと書きましたが、やっぱ下期に聞いてた(出会った)やつが多くなっちゃいましたね。上期のことなんか前過ぎて、何聞いてたかなんて覚えてないもの。

 でも、音楽作る身として、来年はもうちょっと新譜も聞かなきゃ、とほんの少しだけ反省。

おじさんになっちゃわないようにしなきゃね!精神が身体をおじさんにさせる!気をつけます。

 そして、がっっっっっつりと宣伝ですが、ボクのやってるバンド、「Bagus!」のCDが来年の1月21日に出ますので、チェックして頂けるととってもウレシイです。よろしく!






 そのアルバム発売をきっかけに、来年は飛躍の年になること、また、グローバルキスのさらなる活躍を祈って、今日のところは筆を置く事にします。

 皆さん、今年もありがとう!来年もよろしく!良いお年を!

シラカワ(Bagus!)


https://twitter.com/noyamashirakawa



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