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心の砂地

Globalkiss的な愛の考察。

僕たちのbest2016③-izl編-

僕たちのbest2016

※筆者の意向により、記事末に少し刺激的な女性の写真が掲載されています。ご了承ください。また、18禁やゴアなものではないのでご安心ください。




こんばんは。
12月15日、夜勤の休憩時間を利用して、待機場のソファでうつ伏せに寝そべりながらこれを書いています。

去年のマイベスト記事の結びで僕はこう書いた。

「今年は後退しないようにすることに必死だった。ただ、自分の周りをみると意外とそういう輩は多くて、来年こそはそいつらの間隙を縫って一気に時代の先端に躍り出たいなぁなんて野望も抱えつつ残りを消化しようと思います。」

 僕の2016年は長年お世話になった大学の卒業という、大事件がその幕を開いた。
出そうと思えば…(卒論)
で、出ますよ…(学部卒)

学生でなくなってからしばらくニートしたり、なんだかんだで働き出したり、気がついたらバンドも始めてたり、のらりくらりと充実した暮らしに馴染んでいる。
従って去年の自分が宣言しているように、2016年、過去から少しは前進しているのかな~と言うのが今年の感触デス。

 前置きが長くなってしまった。
今年も僕が聴きまくったグレイトな音楽を自分なりに、これを見てくれてる人に少しでも僕が感じたことが伝わるように紹介します。
去年は完全に内輪の中だけのしゃれだと思って適当に書きすぎて恥ずかしい思いをしたので、、、、
先に言っておくけど、音楽的にしっかり整備されて精密な批評とかはたくさんの本職の人がいっぱい記事にしてみえるので、今回はそういうのは書かない!(書けない!)




1.THE NOVEMBERS「Hallelujah」





グローバルキスの面々はだいたいノーベンバーズを好きなんだけれども、これは僕が書かないといけないのですよ。ええ。

2016年で結成11周年を迎えた彼らが、その特別な年を飾るべくリリースした6枚目のアルバム。

やはり前作の「Elegance」で土屋昌巳氏に薫陶を受けたことがデカかったのか、格段に玄人感というか、がっちり感が増している。一曲一曲の音数は昔のアルバムの楽曲と比べると間違いなく減らされているけれども、その一音に詰まってる情報量の濃さ、音色、音価、音程の説得力、ハマってる感、、、

 歴の長いバンドによく起こることだと思うんだけど、最初はメンバーがプレイヤー又はリスナーとしての視点しか持ってないから、こういう音を鳴らしたかったんや!聞きたかったんや!みたいなブチかましバッチバチ系のバンドなんだけど、それがだんだんとコンポーザーとしての感性に昇華されて構造美の追求に走って…(ライトなファンは置いてけぼり)という構図が展開されていく。

ノーベンバーズのいいところはそのジレンマみたいなものを超越して格段に良いものを作りながらも、欲しいものをくれるっていう憎さだと思います。

もっと色々書きたいんだけれどもうまく言語化できなくてこのままでは来年までかかりそうなので、後はもう聴けよと言いたい。

M4の『美しい火』、聴けばわかる。
聴けば、わかる。わからない奴は来世でまた会おうイェー。

https://soundcloud.com/the-novembers/beautiful-fire






2.If These Trees Could Talk 「The Bones of Dying World」


ハタチの頃にこのインストバンドと出会って一年ぐらい聴きまくった。以来、冬になるとなんだか無性に聴きたくなることがある。
今年出たこのアルバムをわざわざ12月になるまで聴かずに温めていたぐらいだ。本当は忘れてただけだ。

このバンドの音像についてよくネットで見かけるキーワードに「起伏」だとか「隆起」とあるんだけど、これが完全に僕のツボで、もしこのバンドがキメッキメの残響系インストだったら僕はこんなにハマってなかった。

これに近い音像のバンドって日本にはあまりいないんじゃないかな、monoとかenvyみたいな音響系だとかポストハードコア勢が近い感はあるけど、どうでしょう。

ナンバーガール以降の邦ロックで枕詞のように使われているシングルコイル×トレブリーなクランチ×キメッキメ手数ドラム(なんかとりあえずややこしいのが正義!みたいな変拍子)、ざっくり言うと最近のスタンダードの音にもう食傷気味というあなたにオススメしたい。


 数年前、マイメンの吉村くんとしてた話で、日本ってバンドの練習=リハスタっていうのが当たり前だけど、アメリカとかは土地がやたら広いから平気で普通の家の中だったりガレージだったりで練習できる環境があるから、完全防音の密閉された空間とは異なった、解放空間の空気を揺らす感覚が自然と養われるんじゃないかなって。

 日本のポストロック系のインストバンドはどっちかというと「静と動」「明と暗」のx軸とy軸に曲が組み立てられているって考えてるのだけど、このバンドはz軸に値するような、「広さと狭さ」を提示してくれている気がする。
 一応このアルバムの中身について触れておくと、過去三作品と比べて轟音感!とか大自然!!みたいなスケールのでかさは良い意味で少しすっきりして、人間っぽさというか、コブシの効いたエモい音だったり、反対にマシナリーな冷たい感触のフレーズも聞けたりします、Dope.

 グロキスメンバーの中でこういうポストメタルインスト!みたいなジャンルを聞くのは僕だけだから、僕を好きな人はチェック!チェック!


https://www.youtube.com/watch?v=z9WNyVDxq2M



3.Radiohead「A Moon Shaped Pool」



 きっとポールが詳しいこと書いてくれてるだろうから、僕はわかりやすく書きます。


前作の音で前々作やりました。


 これには賛否両論あるみたいだけど僕はこういうのが聴きたかったので満足です。

中身でいうとシングルカットされてる曲が多い前半よりも後半のほうが好きです。


https://www.youtube.com/watch?v=Ti6qhk3tX2s





 はっきり申し上げて今年は(も)全然新盤聴いてないです!!!
なので世間的に言う2016ベストの趣旨からするとここで終わってしまうのだけれども、せっかく僕の記事を覗いてくれてる人に申し訳ないので、今年聴きまくった旧譜を列挙して終わります。



4.Gang of four 「Entertainment!」(1979)




ミッシェル生まれガン育ちエレファントに死ぬと決めている僕が彼らを聴いてないのは罪だという考えで今年の春ぐらいから聴いてます。
M4のキレッキレのアンディギルのギターがお気に入りです。


5.Public Image Ltd, 「The Flower of romance」(1981)


 春が来たぞー!!!みたいなアルバムで大好きです。
M8の『Go Back』は初めて経験する満員電車通勤の最中にできるだけ爆音耳にぶち込むと、なんだかトべちゃって、、、おすすめです。





6.King crimson 「Discipline」(1981)



やっぱり80年代の音が好きなんですよね僕。エイドリアンブリューみたいにピンクの似合う男になりたい。
『Elephamt Talk』は無駄話という意味だそうです。


7.CAN 「Tago Mago」(1971)




CANの中ならアルバム単位で考えるとこれを聴いていた。FutureDaysは長いし、EgeBamyasiはVitaminCしか聴いてないし(恥)
仕事を始めて夜勤初体験始めたての頃は、M3の『Oh Yeah』でダモの歌う<~朝がまだ来ないのを幸いなことに>という日本語詞が頭をぐるぐる回ってた。


8.The Cure 「Wish」(1992)



 どのアルバムもまんべんなくずっと聞いてたんだけど、M7の『Friday~』の2分18秒のあたりに突如として出現する空耳「幸(50)」のインパクトが強かったのでこれ。
雨降りの夕方に打たれて聴きながら歩くと少し前の洋画の主人公になった気がする、そんな感じのアルバムです。。。


9.Echo & the Bunnymen 「Crocodiles」(1980)

今年の春に行ったBody(Novembers、Lillies、WBSBFK)のスペシャルセッション的なやつでKentがクロコダイルズを歌ってた思い出。
ケンゴは途中で優雅にビール飲んでました。


10.Serenamaneesh 「Abyss in B Minor」(2010)



タイトルがKill Em Allっぽい(笑)
卒業式の次の日によっしーの引越しの手伝いに行ったとき、きっと君なら気に入るよといって餞別してくれたやつ。後ろに家財道具をぎっちぎちに詰めた車のカーステレオ爆音で夜の京都の街を駆け抜けました、、、これぞ4AD

余談ですが、直後よっしーを悲劇がおそいました。




あとはワーグナーとか聴いてたな私。



2016年は僕の社会的身分がガラッと変わったこともあって、それに便乗して僕自身も何か変わろうと思ってそれまで聴いてきた音楽を一度捨てるぐらいの心づもりで、これまでと違う年代ジャンルを開拓していった年でもありました。グローバルキス・ユニティ主催、僕と腐れ縁の麟太郎君の手引きもあってポストパンク、ニューウェーブクラウトロックを中心に今までになくいろいろ聴いた。来年はそれをアウトプットにうまく絡めて、自分の表現に反映させる年にしようなんて考えています。

今年で一番良かったことははねむきゅんに出会えたことです。
ねむきゅんと結婚したいのでねむきゅん提供する曲を作りながら、残りを消化しようと思います。














書き手:izl

https://twitter.com/httsmch


2015年のベスト

http://rokisuna.hatenablog.com/entry/2015/12/15/033117